デボン紀の地層から出現した3億7400万年前の怪獣。

同時代の海洋生物を手当り次第に食い漁って巨大化し、またそれによってデボン紀後期の大量絶滅を引き起こした元凶でもある。
体を石化し、生存に適した環境になるまで何億年でも眠ることができる。
ミサイル攻撃にも耐える極めて頑丈な殻を持つ。
80メートルにも達する8本の足はヨロイのように硬質化しており非常に頑丈。仮に切断されても再生力が強いため、すぐに元に戻る。切断された足も数日間は生きて暴れ回る。
左右の漏斗からは猛毒の墨を吐き、半径数十キロの海洋生物を死滅させる。

怪獣デザイン

今回は、ご覧のとおりのタコの怪獣です。

タコの怪獣といえば「キングコング対ゴジラ」などの東宝特撮映画に登場した大ダコや、「ウルトラQ」のスダールのようにタコがそのまま巨大化したもの。「ウルトラセブン」の蛸怪獣ガイロスのようにタコが立ち上がったもの。さらに「帰ってきたウルトラマン」に登場する非常にユニークなタコ怪獣・オイル怪獣タッコングのように、食材として売られているタコの姿をモチーフとしたものなどがありますが、今回はタコの形をそのまま生かした怪獣を考えてみました。

伝説の海の魔物クラーケンに象徴されるように、西洋の人々にとってタコは恐ろしいモンスター。人間とはかけ離れたそのフォルムをそのまま生かした方が、海外の人にも受け入れられる不気味な怪獣ができると思ったのです。

しかしただのタコでは面白くないので、タコは柔らかいものという常識に縛られず、アンモナイトのような固い殻を身にまとい、8本の足は装甲に覆われたアンキロサウルスの尻尾をイメージして描きました。
硬質感を出すために、色も黒っぽくしてあります。

ちなみに現生のタコでも巻貝状の貝殻を持つアオイガイというものがいますが、こちらは殻の内部にたくわえた空気の気圧を調節しながらぷかぷかと海中を漂うユーモラスなタコで、今回のネーミング「化石怪獣アルゴン」というのもアオイガイの学名「アルゴナウタ・アルゴー(Argonauta argo)」から取り入れたものです。

怪獣デザイン

大ダコといえば忘れられないのが、私が中2の夏に公開され話題を呼んだ動物パニック映画「テンタクルズ」。以下は、舞台であるカリフォルニア、ソロナ・ビーチでヨットレースの開幕を告げるシーンで流れていたテーマ曲です。映画はつまらないけど(ラストはシャチにあっさりやられてしまう!)テーマ曲は明るくほんわかしていて、私のお気に入りです。

(公開日:2014/10/15)