太陽系の最外縁を球殻状に取り巻く「オールトの雲」。
氷でできた無数の彗星や小惑星、さらには惑星質量天体からなる超巨大な天体群だ。
その中に、ひときわ大きく美しい惑星があった。
この惑星は太陽から1光年も離れているにもかかわらず、豊富な放射性元素の崩壊によって熱が保たれ、多様な生物が栄える太陽系辺境の奇跡の楽園なのだ。

しかしそれゆえ、太古の昔から宇宙人による侵略の標的とされてきた。
この星で生まれた怪獣・キロンは、度重なる侵略に耐えかねて、地球人に助けを求めにやって来た。

武器は口から吐き出す冷凍ガス。あらゆる物体を瞬時に凍結させたり、全身の周囲に氷のバリアーを築き上げ、彗星のように宇宙空間を飛行することができる。
口から飛び出た大きな牙は、敵を切り裂く武器となり、さらに器用な手となって地面に落ちた針を拾い上げることもできる。
太陽から遠く離れた惑星で進化したため、頭部に発光器官がある。

怪獣デザイン

今回は、七夕も近いので、夜空に輝く星の形をモチーフとした怪獣です。

彗星(ほうき星)といえば、かつてはハレー彗星に見られるように不吉の前兆と見なされた時代もありましたが、現代では、希望や未来を象徴しているように思われます。

なので怪獣の表情も、人類と友好関係を結べそうな愛嬌のある優しい顔つきにしました。
また、彗星の起源は、オールトの雲などの太陽系外縁天体にあると考えられているので、そこから上のような物語を考えました。

(公開日:2015/06/30)