地底を掘り進み、地球上にいまだ大量に存在する石炭(註1)を食べて生きている怪獣。

燃焼炉のごとく、食べた石炭が体内で赤々と燃えさかり、それによって発生するエネルギーで活動している。全身から千度の熱を発し、口から火炎を吐く。さらに全身の排気口から大量の噴煙を吐き出す。

噴煙は敵の目をくらますため、怪獣にとっては攻撃と防御を兼ねるが、地球環境にはマイナスだ。
なぜなら噴煙には、酸性雨の原因となる硫黄酸化物や、地球温暖化に影響を与える二酸化炭素や、大気汚染を引き起こす大量の煤(すす)が含まれているからだ。

弱点は大量の水。海に落ちると排気口から体内に水が入り、石炭の火が消え活動不能に陥る。

今回の怪獣は、地底からの出現、四つん這いスタイル、黒い体色、炎など、古典的な怪獣映画の王道を意識して考えました。ちなみにこの怪獣もNHKの「テレ遊びパフォー!」において、倒立怪獣ガヴァタン哨戒怪獣ギリスなどと共にみうらじゅん氏に選ばれて、スタジオに展示されていたものです。収録には行けませんでしたが、みうら氏からどんなコメントを頂いていたのか、今でもすごく気になっています。

怪獣伯爵夫人(妻)のワンポイントアドバイス

今回も怪獣のネーミングは妻の「ドドーンって歩くからドドンだよ!」という一言で決まりました。この台詞を聞いてあの映画を思い出す方も多いことでしょう。そうです「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」で、金丸村長の息子・英一君が、どうして怪獣をギャオスと呼ぶんだいと聞かれて発した名台詞「だって鳴き声がギャオーって聞こえるもん」と同じですね。うちの妻は、子供にも負けない柔軟な発想力の持ち主なのです。(ちなみに妻は「ガメラ対ギャオス」は見ていません)

怪獣デザイン

参考記事

(註1)「今どき石炭?」と思われるかもしれませんが、実は石炭は発電燃料・産業燃料として今でも各国で利用されており、埋蔵量は石油以上で、日本を含む全世界で採掘が可能なエネルギー資源なのです。(石炭 – Wikipedia

(公開日:2009/04/30)