秋田県の八橋油田(やばせゆでん)から出現した怪獣。
未知の両生類が石油を食べるようになり、膨大な栄養分を蓄え怪獣化したのだ。

油が好物で、石油ばかりかガソリンスタンドや食用油工場など、油のあるところならどこでも狙う。
全身から粘度の高い油を大量に分泌し、衝撃から身を守る。また、怒ると口から油を吐きかける。
この怪獣が通過した跡は、街中すべてのものが油にまみれてしまい、大変なことになる。

この怪獣を攻撃すると辺り一帯に火災が広がる恐れがあるため、うかつに手は出せない。
また、全身が油で滑るので、格闘しても絶対に捕まえることができない厄介な怪獣だ。
(ただし自分は滑らないように、手のひらや膝などの接地面にはスパイク状に爪が生えている)

今回は、ガマの油を出すといわれるガマガエル(ヒキガエル)がモチーフの怪獣です。

私は怪獣も生き物だと考えていますので、なるべく「何を食べて生きているか」という点から発想するよう心掛けています。「何を食べてそれをどういう形で力に変えるか」ということがはっきりしている怪獣が、私にとっての理想の怪獣です。自分自身に悪意はないのに、その生命活動のおかげで人間に迷惑をかけてしまう存在こそが「怪獣」であると私は考えます。「怪獣は可哀想だね」と妻も言っていました。

怪獣伯爵夫人(妻)のワンポイントアドバイス

今回の怪獣も、名前は我が家の怪獣アドバイザーである妻の一声で決まりました。ガマガエルがモチーフなので「ガマの油」=「ガマブラ」です。最初は山椒魚のように尻尾を長く描いていたのですが、妻に「魚系の怪獣が多くなるから尻尾は短い方がいい」と言われ、下の絵のような怪獣が誕生しました。尻尾が長い怪獣はありふれていますが、短くしたおかげで魚でも両生類でもなく、面白いシルエットの怪獣になりました。「表情豊かで動きのあるポーズ」や「色づかい」にもアドバイスを受けていることは言うまでもありません。ついでながら、ガマガエルなのにヒゲが生えているのは、妻に頬をすり寄せた時に「ヒゲが痛い」と言われて閃いたものです。「これはすごいカッコいい怪獣!」と妻に誉められました。

怪獣デザイン

(公開日:2009/01/30)