倒立怪獣ガヴァタン

この怪獣は家庭から出るゴミが大好物。
その理由は、腐ったゴミから発生するメタンガスをエネルギー源としているからだ。メタンガスは温室効果が二酸化炭素の21倍もあるため、それを食べてくれるガヴァタンは地球に優しいエコ怪獣なのだ。

しかし、メタンガスと同時に発生する硫化水素(温泉地に漂う硫黄の臭いのガス。臭い上に目や皮膚を刺激する有毒な気体で、引火性もあるため大変危険)も体内に大量に溜め込んでおり、怒ると口から一気に吐き出すという厄介な一面もある。

ただし、普段はゴミを食べているだけの大人しい怪獣なので、純粋な心の持ち主とは友達にだってなれるのだ。

てっぺんから左右に飛び出た赤い眼は、ゴミから発生するメタンガスを探知するレーダーだ。それぞれのガスには特定の波長の光を吸収する性質があるので、メタンに吸収される光(1.6537マイクロメートルの赤外線)を照射し、反射光をキャッチすることによってガスの存在を知ることができるのだ(註1)。

名付け親はうちの妻です。ネーミングを妻に相談したところ、妻がその時食べていたおせんべいの袋を見て「ガヴァタンがいい」と言ったのでその名前をいただきました。(そのとき妻が食べていたのはハッピーターンです)

怪獣デザイン

参考記事

(註1) Net de Check / レーザーメタンを理解するためのホップ・ステップ・ジャンプ(アクセス:2016/01/16)

(公開日:2008/11/10)

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