ペルム紀末の地層(P-T境界)から出現した古代怪獣。

2億5000万年前、ペルム紀末の大異変により地球の温度は急激に上昇し、酸素濃度は3分の1以下にまで下がってしまった(註1)。ほとんどの生物が絶滅していく中で、熱に強く、酸素と二酸化炭素の両方を呼吸できる動物と植物の合体生物が誕生した。

上半身は被子植物。
マンゴーのような甘い香りを放ち獲物をおびきよせ、花柱から伸びた伸縮自在の触手で獲物を捕らえ、花弁で包み込んで吸収する。
二股に分かれた触手の先端は人間の手のような働きをし、器用に物をつかむことができる。
触手をムチのようにしならせ獲物に叩きつけたり、巻きつけて締め上げる。
また、赤い花弁の先端から電流を発し、獲物をしびれさせる。
肉厚の花弁は高熱に強く、ミサイルでも傷ひとつ付けることはできない。

下半身は哺乳類型爬虫類(単弓類)。
ワニのように鋭い牙でどんな獲物でも嚙み砕いて食べてしまう。
2万トンの体重を支えるゾウのような足はとても頑丈だ。あらゆるものを踏み潰す。

光合成ができるため、食物がなくても太陽と水と空気があれば生きていくことができる。
子房の中に、単為生殖によって生じた種子を収めている。
怪獣が死んでも、再び生育に適した環境が訪れるまで、種子は何億年でも休眠することが可能だ。

怪獣デザイン

今回の怪獣は、腕立て伏せのようなスタイルの、パッと見で四足歩行的な二足怪獣です(註2)。
が、実際は「ファイヤーマン」のクマゴラスや「ウルトラマンレオ」のケンドロスのような倒立タイプの怪獣で、アクターの体は黄色い花柱の中に収まっています。
従来の倒立怪獣では中に人間が入っていることが丸わかりなので、人間の体型を隠すために花びらを付けてみたところ、こんな面白い怪獣ができあがりました。

ネーミングは英語で花冠を意味する「corolla」より。

参考文献・他

(註1)「自滅する人類 分子生物学者が警告する100年後の地球」坂口謙吾 / B&Tブックス / 2012年

(註2)パッと見で四足歩行的な二足怪獣の例をあげれば「ウルトラセブン」のギラドラス恐竜戦車、「帰ってきたウルトラマン」のオクスターなど。

(公開日:2016/12/21)