梟(ふくろう)怪獣ゴロスケ

福島県は飯坂温泉に現出した怪獣。
ラジウム豊富な温泉で湯浴みを覚え、300年生き長らえたフクロウが怪獣化したのだ。
普段は江戸時代から続く旧堀切邸にフクロウの姿で潜んでいるが、災害が起こると巨大化し街を守ってくれるのだ。
暗闇では皮膜が黄色く光る。
ラヂウム玉子が大好物。

怪獣デザイン

今回の怪獣は、翼の向きが上下逆さまになったらどんな姿の怪獣ができるだろうかと思ったことから誕生しました(下図)。

gorosuke-wing

決してフクロウ(ミミズク)の怪獣を意図したわけではなく、試行錯誤を繰り返した末に、上の図のように翼と頭を一体化させ、何気なく皮膜の部分に目玉を入れてみたところ、突然偶然こんなフクロウのような怪獣が目の前に現れたのです。(まさに今回誕生するのが必然であったかのように!)
私の意志とは無関係に誕生した怪獣です。
「おまえはどこから来たんだ?」と思いましたね。

フクロウをモチーフにした怪獣、怪人といえば、カプセル怪獣ウインダム(ウルトラセブン)を皮切りに、約2か月遅れで登場した梟怪獣ガッポ(仮面の忍者 赤影)、フクロウなのになぜか「クェ~コォ~」と鳴く死人ふくろう(変身忍者 嵐)、ミミズクそのまんまのフクロウ男(仮面ライダー)等、挙げればキリがありませんが、ウインダムを除けばいずれも「羽毛に包まれたフクロウ」の姿にとらわれ過ぎではないかと思います。

その点、ゴロスケは羽毛もなく、体の形もフクロウからは遠くかけ離れていますが、どこから見てもフクロウそのもの、まるでフクロウの本質を抽出したような傑作なデザインだなあと、自分でもとても気に入りました!

我が家の怪獣アドバイザーである怪獣伯爵夫人(妻)の「蓄光ソフビのような怪獣にしたらいいんじゃない?」という一言に想を得て、皮膜の部分が黄色く光る怪獣にしました。
妻の人生を明るく照らす怪獣となりますように!

「ゴロスケ」というネーミングは、フクロウの鳴き声を日本語に置き換えた表現である「五郎助奉公」(フクロウ – Wikipedia)より。

(公開日:2015/03/10 最終更新日:2024/01/31)

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