16世紀、スペイン人によって滅ぼされたインカ帝国の神官が、復讐を誓って造り上げた昆虫怪獣。
秘伝のゼリーを与えられ、空中都市マチュピチュの地下御殿で育てられていた。

外骨格はダイヤモンドにも匹敵するほど硬く、いかなる攻撃にもびくともしない。
怪力を誇り、頭部の角で敵を挟んで締め上げたり、投げ飛ばす攻撃を得意とする。
鋭い鉤爪も強力な武器で、手首が伸びて、鎖鎌のように離れた敵を攻撃することができる。
翅(はね)を広げれば、時速550キロで飛行もできる空陸無敵の怪獣だ。

羽化した直後は翅が黒いが、戦いを経て戦闘力が増すごとに黄色から青へと変化していく。
唯一の弱点は翅の付け根。飛行中にここを攻撃されると脆くも墜落する。
ゼリーや果物など甘い物が大好物。

今回の怪獣は、NHKの「テレ遊びパフォー!」でも紹介された甲虫怪獣ヘラクラスをリメイクしたものです。リメイクした理由は、我が家の怪獣アドバイザーで、昨年カブト虫とカナブンを飼育していた妻に「実際の昆虫は手足が細くてすぐ取れる。怪獣にするなら手足を太く頑丈にしろ。その方が見た目にもバランスが取れる。もっと全体的に怪獣らしくしろ」と言われたからです。

私は、妻の言うことは筋が通っている上に、スーツアクターも中に入りやすくなると思い、描き直すことにしました。さらにカブト虫の角は絶妙なバランスの上に成り立っていて、微妙なカーブの違いで全体の雰囲気も全く変わってしまうので、時間をかけて念入りに工夫しました。

完成した怪獣を見た妻から「グラディエーターみたい、まさしく真骨頂!」と誉められ、描き直した甲斐がありました。こうしてヘラクラスが格好よく生まれ変わると同時に、妻が飼っていたカブちゃんも強くなって帰ってきたのです。

怪獣伯爵夫人(妻)のワンポイントアドバイス

今回の作品に込めた気合いを忘れるな。
(しかし私は妻ににプロポーズした時に、一生分の気合いを使い果たしました)

怪獣デザイン

herculer-2

(公開日:2009/03/08)