ここは東京のある大学の研究室。通称「オリガミ博士」と呼ばれる折原神之介博士は、どんなに難しい幾何学の問題も折り紙を使って簡単に解いてみせるユニークな数学者だ。

博士の研究室は複雑な折り紙作品であふれ、博士の考案した折り方は収納性と展開性に優れているため、いまや宇宙開発からナノテクノロジーの分野まで、世界中から広く注目を集めていた。

しかし、博士の折り紙に注目していたのは我々人類だけではなかった…

怪獣デザイン

彼らの名は、オリオン座の馬頭星雲からやってきたバナン星人。
自らを暗黒星人と称する宇宙の侵略者だ。
軽量で搬送しやすく、戦況に応じて折り紙のように形が変わる侵略兵器の開発を企てる星人は、博士を誘拐、脅迫して、遂に正方形の形状記憶合金からなる折紙怪獣オリガロスを作り上げた。

筑波山上空に出現する直径30mの奇妙な飛行物体。円盤状に折り畳まれたオリガロスの飛行形態だ。
オリガロスは自衛隊機に遭遇すると怪獣形態に変化、3本の角からレーザー光線を発射して、圧倒的な強さでこれを制した。
日本の伝統文化である折り紙が、侵略者の魔の手に利用されようとしている。果たして人類に明日はあるのか!

今回の注目ガジェットは「折り紙」です

日本古来の遊びである折り紙は、いまや「Origami」で通用するほど世界的な知名度があり、芸術的側面は勿論のこと、その幾何学的な性質から、数学や科学の分野でも大変な注目を集めています。
例えば、従来の方法では解くことができない幾何学の作図問題が、折り紙を用いることによって簡単に解くことができたり、人工衛星の展開式ソーラーパネルに折り紙の技法が用いられたりといった具合に、その応用分野は広がるばかりです。

オリガロスは、そんな折り紙の技術がもしも侵略者の手に渡ったら…という発想から生まれた宇宙ロボットです。折り紙構造なので中身は中空、他の怪獣に比べるとかなり軽量です。一度負けても折り方を変えることによって、どんどん強い怪獣にアップグレードさせることも可能です。

ちなみに、折り紙から生まれたモンスターが登場する作品といえば、既に台湾に「折紙戦士」という漫画が存在します。(後に日本・韓国・台湾が共同でアニメ化)これは、折紙戦士と呼ばれる少年たちが、折り紙によってポケモンみたいなモンスター(折紙獣)を召還して戦いを繰り広げるというものですが、あくまでファンタジーであり、現実に起こりそうな物語ではありません。一方、当方のオリガロスは、形状記憶合金から作られているため、宇宙人の発達した科学力なら実際に作れてしまうんじゃないか…と思える点が一番の違いです。

シルエットで登場するバナン星人は、同じく宇宙ロボットであるキングジョーを操るペダン星人に対するオマージュです。細部のデザインも考えてあるので、いずれ単体で登場させたいと思っています。

怪獣デザイン

参考記事

折り紙 – Wikipedia
折紙の数学 – Wikipedia

(公開日:2011/10/17)