突然変異によって生まれたオウムの怪獣。言語能力に優れ、人間と会話ができる。
語彙(ごい)は1000以上にも及び、その知能は人間の5才児に匹敵する。

電話や警報などの電子音や、機械の駆動音などもそっくり真似ることができ、人間社会を混乱させる。

時速900キロで空を飛び、全身から大量の脂粉(オウムやインコが羽毛から発する粉、アレルギーの原因となる)を発生させ、羽ばたきによって辺り一面にまき散らす。

好きな言葉は「オハヨウ」

オウム怪獣といえば「ウルトラマンタロウ」のエレジアが有名(?)ですが、エレジアは喋りません。また全身が羽毛の怪獣というのもラルゲユウス以来、殆ど存在しませんでした。造型上の問題と、見た目があまり恐くないからでしょうか。今回の怪獣も、鳥でありながら怪獣っぽさを出すのに非常に苦労しました。「ヴェロキラー」というネーミングは、velocity(速度)+ killer(殺し屋)で、「高速で飛行する殺し屋」といったような意味合いです。どう猛な羽毛恐竜である「ヴェロキラプトル」にも引っ掛けていることは言うまでもありません。

今回は、我が家の怪獣アドバイザーである妻から「鳥を描け!」と指令を受けました。しかし私が何の鳥を描いたらいいのか途方に暮れていると、妻が「喋る鳥を描け。オウムがいい」とアドバイスしてくれました。こうして妻のおかげで怪獣史上初の「喋る」オウム怪獣が誕生したのです。

怪獣伯爵夫人(妻)のワンポイントアドバイス

今回のカラーリングのポイントは「怪獣なんだから実際にいる鳥と同じ色にしなくてもいいんだ。自由な発想で塗れ」という妻のアドバイスに基づいて着色したピンクの角と、鮮やかな赤と青を基調とする羽毛などです。幻想的な雰囲気が出て、なかなか個性豊かな鳥の怪獣に仕上がりました。

怪獣デザイン

参考文献

アレックス・スタディ ―オウムは人間の言葉を理解するか―」アイリーン・ペッパーバーグ / 共立出版 / 2003年

(公開日:2008/12/10)