聖夜怪獣クリスター
クリスマスの夜に、人々の想念が生み出した怪獣。
路上生活者には暖かい服や食べ物を、貧しい家庭の子供には欲しかったプレゼントを、クリスマスを一人で過ごす孤独な若者には恋人を、お金の欲しい者にはお金を。クリスターは人間の心を読み取って、願いを何でも叶えてしまうのだ。ただし願い事の善悪の区別がつかないために、日本中に大混乱を引き起こしてしまう。
想念の怪獣なので実体はなく、物理的な攻撃では倒すことはできない。
虹色のオーラを放つ時、願いを叶える光球を人間のもとへと飛ばす。光球は、その色によって効力が異なる。
赤い光球は食料品に変わる。
青い光球は家や車、洋服など実用品に変わる。
黄色い光球はお金に変わる。
緑の光球は理想の恋人に変わる。
紫の光球は夢や目標を実現する。
頭部の角から発する光は特別だ。この光が放たれる時、亡くなった人が甦る。
クリスターが消えた時、これらの現象も消滅する。(人間は努力によってのみ、願いを実現することができるのだ。by 怪獣伯爵夫人)
「クリスター」という名前は我が家の怪獣アドバイザーである妻がつけました。クリスマスの夜空に輝く星の怪獣という意味で、雪の中のクリスタルのような透明感もイメージしています。荘厳な響きがあって私もこの名前が気に入りました。モチーフはご覧の通りクリスマスツリーのモミの木です。また、全身からオーラを放出し、願いを叶える光球を人間のもとへ飛ばすというアイディアも妻が考えたものです。おかげで迫力もあって幻想的で夢のある怪獣に仕上がりました。
(公開日:2008/12/24)