精霊(しょうろう)怪獣ガガジラ

お盆に現れる心霊怪獣。
人類に倒され地上を彷徨っている怪獣たちの魂を鎮め、霊界へと連れて行く。
白檀(びゃくだん)の香の煙を吐き、どんなに荒れ狂う怪獣でも一瞬で大人しくさせる。
腹部の赤い球体は怪獣たちの魂の集合体。
霊界から連れて来た怪獣を出現させることもできる。

怪獣デザイン

モチーフはホオズキ。その色と形から提灯に見立てられ、お盆の際にはご先祖様があの世から迷わず帰ってこられるようにとの願いを込めて、盆壇や精霊棚に飾られるホオズキです。
「ガガジラ」という名前もホオズキの別名である「カガチ」をもじって付けました。

日本には「花鳥風月」という言葉があります。
美しい自然の風景や、それを重んじる風流を意味する四字熟語ですが、私は日本の伝統文化である怪獣にも、もっと季節感や日本らしさを織り込んだものがあってもいいのではないかと思い、今回の怪獣を考えました。

(公開日:2014/08/31 最終更新日:2024/08/04)

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