深海妖獣ミーグラー

東シナ海の島民に伝わる伝説の怪獣。
沖縄トラフの海底で静かに暮らしていたが、増え続ける海洋プラスチックごみに苦しがって海上に現れたのだ。

頭部の発光体で海底を照らす。
頭部に中心脳を持つが、自在に動く左右の眼にもそれぞれ脳があり、別々のものを見て自律的に動くことができる。
眼の周りには5本の触手があり指として機能する。
翼のように大きな耳をはためかせ海を泳ぐ。
体内に取り込んだプラスチックごみを燃焼させ、ダイオキシンや塩化水素を含む有毒ガスを吐き人間にゴミを返すのだ。

高い知能を持ち、海底にいながらもウミガメ 、ジュゴンなど海洋生物とテレパシーで交信し海全体の様子を探っている。

怪獣デザイン

今回は、初めは地球生物とは異なる形態の宇宙怪獣として考え始めましたが「海の生き物みたいだね。ウミガメやジュゴンと仲よしなんだ」という妻の一言から以上のような物語を作り上げました。
ネーミングは沖縄県今帰仁(なきじんそん)の方言で「目をキョロキョロさせること」を表す「ミーグラーマイ」より。

(公開日:2020/07/27)