6億3500万年前、スノーボールアースの時代に生まれた氷の怪獣。海底深く眠っていた。

体温はなんとマイナス200度。背中の穴(鼻孔)からクジラの潮吹きのように液体窒素を勢いよく吹き出し、周囲に液体窒素の雨をまき散らし、あらゆるものを凍結させてしまう恐ろしい怪獣だ。

エンケラドスが肺に吸い込んだ空気は、マイナス200度という超低体温のため、瞬時に液体化してしまう。生命活動に必要な酸素(液体酸素)は体内に吸収されるが、窒素(液体窒素)はそのまま排出されるため、このような現象を引き起こすのだ。

また、大気中の二酸化炭素が体表面で凍結し、ドライアイスとなって背中に堆積しているため、その姿はまるで動く氷山(しかも氷の火山!)のようだ。喉元は砕氷船やラッセル車のようなV字型。あらゆる障害物を喉元で砕き割り、かき分けながら前進する。

ネーミングは土星の第2衛星で氷に覆われた極寒の星「エンケラドゥス」より。最初は氷の怪獣ということで単純に青と白で描いていましたが、我が家の怪獣アドバイザーである妻(怪獣伯爵夫人)に「青焼きコピーみたい」と言われ急きょ変更。妻のアイデアでシルバーとアイスブルーを基調とし黄色味を加えた結果、深みのある怪獣らしい色に仕上がりました。

怪獣デザイン

(公開日:2008/11/04)