うるし怪獣伽武羅(かぶら)
丹波国に古くから伝わる怪獣。
普段は人里離れた山奥で漆(うるし)の樹液を舐めてひっそりと生きているが、山中の漆を舐め尽くすと人里に現れ、お椀や工芸品など全ての漆器を手当たり次第に食べる。
全身が幾重にも漆で覆われ艶やかな光沢を放つ。
怒ると漆の液を口から大量に噴射する。殺傷能力はないものの、これを浴びるとこの世のものとは思えないほどの痒みとかぶれに襲われる。漆に敏感な人は、この怪獣が接近しただけでも同様の症状が現れる。
ただし漆に慣れた漆職人には、このせっかくの武器も役には立たない。
「ワラビの根を煎じた汁」に弱い。
今回は、時代劇に登場することを前提とした怪獣です。なので、戦う相手も巨大ヒーローではなく、等身大の戦国武将や漆職人。舞台となる町並みも平屋が中心となるので、それらとの絡みを考え、四つん這いスタイルにしました。「痒み」を武器にする史上初の怪獣で、漆という日本の伝統を取り入れた「和」の怪獣でもあります。
漆で彩られた怪獣ではありますが、本物の漆器のように光沢を強調してもただの甲虫にしか見えないので、郷土玩具を意識して赤い色や模様などで和風っぽさを出すよう心がけました。
ちなみに「ワラビの根を煎じた汁」に弱いと言う設定は、漆にかぶれた場合は、ワラビの根を煎じた汁、煮た沢蟹の汁、硼酸水などを患部に塗る民間療法があるためそこから取り入れました(漆 – Wikipedia)。
(公開日:2009/07/31 最終更新日:2025/04/23)
かぶれるから、カブラなんですねw
— モスラ1999🇯🇵💉×7+1 (@1999_mothra) April 23, 2025
有難うございます☺️
その通りでございます👍— 怪獣伯爵 (@hakushaku_ke) April 23, 2025
カブトムシみたいな姿で格好いいです!
— バトラ推しマスター (@LrunPIP9Nj39568) April 23, 2025
有難うございます!
漆器の持つ艶やかな光沢がカブトムシのような甲虫のイメージにピッタリで、おまけに『漆掻きカンナ』という漆を採取する道具を頭に付けたらますますカブトムシらしさがアップしました☺️— 怪獣伯爵 (@hakushaku_ke) April 23, 2025
漆でカブラは、一本取られたと言うか、やられましたね♪
素晴らしいセンスと思います!
^^
ちなみに偽ゾフィで、カブラスと言う怪獣なら考えたのですが、こちらはマイマイカブリの怪獣で、カタツムリの怪獣を捕食しようと出て来るお話です♪ pic.twitter.com/AHbwmxXbBW— ゆりな・P ちりがみ細工の人♪ (@PIISANN) April 23, 2025
とても嬉しいコメント有難うございます✨💖
痒みとかぶれをもたらす怪獣ですが、あまり気持ち悪くならないよう心掛けました。
第091話『伊豆奪回作戦』
マイマイカブリの怪獣とはなんと斬新な!
細長くてチキチキ音を立てそうなカブラスと、ヌルヌルしたスネイラーとの対比が面白いと思います👍— 怪獣伯爵 (@hakushaku_ke) April 24, 2025
うるし怪獣 伽部羅
今までのアップデートな感じとはと違って、今回はもはや別物と言ってもいいぐらい変えてきましたね。
確かに、山の怪獣なのでこの甲殻類から昆虫への変更は適正かも知れませんね。 pic.twitter.com/tTF3S08fm0— リョーキ (@LRWPkhPl61o63O1) April 23, 2025
いつも有難うございます🙇♂️
私の昔描いた怪獣を保存して下さっているのですね🥰
前作はあまり漆がテーマの怪獣に見えなかったため描き直しました。
単に漆器の光沢を入れるだけではただの昆虫怪獣に過ぎないと思い、郷土玩具の模様や色合いを取り入れ「和」の怪獣らしさを表現しようと心掛けました☺️— 怪獣伯爵 (@hakushaku_ke) April 24, 2025