遺伝子組み替えによって誕生したカイコガの怪獣。
軍事目的のスーパー繊維素材や、医薬品の生産事業のために遺伝子組み替えを施されてきたカイコガに、怪獣の遺伝子が混入したのだ。

先祖返りを起こし、カイコガの成虫にはない(ふん)を持ち、獲物に突き刺して血液を吸収する。
また、鋼鉄の数百倍の強度を持つ絹糸を吻(ふん)から吐き出し敵をからめとる。
背面の目玉模様と翅(はね)から放出する毒毛(どくもう)によって、敵を催眠状態におとしいれる。
ゆったりと大空を飛ぶ。
重い体重を支えるため翅(はね)の一部は脚へと変化している。

怪獣デザイン

 

今回の怪獣は蛾をモチーフとした怪獣です。
翅(はね)の部分がそのまま脚になっているのが一番の特徴で
、昆虫系の怪獣では初めてのデザインだと思います。

初めは左右に広がる飛膜を持った奴凧(やっこだこ)のような怪獣を描いていたのですが、私の妻である怪獣伯爵夫人に「前に描いた怪獣に似てるね」と言われ、ショックを受けてあちこち描き直した末に、顔の部分を蛾のようにしてみたら、そこから自然にこんな怪獣ができあがったのです。

翅(はね)を広げた蛾のフォルムと人間の形が自然に融合した今までにない怪獣です。

今回も妻のひとことから、平凡な怪獣が今まで誰も見たことのない怪獣へと生まれ変わったのです。
妻の功績に感謝。歴史に残る怪獣になればいいなあ!

(公開日:2017/06/28)