海底怪獣アンゴロン
太平洋の深海に潜んでいた巨大怪魚。
長年にわたり海底ケーブルから発生する電磁界 (EMF)に曝露し、深海のアンコウが突然変異を起こしたのだ。
エネルギー源は海底ケーブルを流れる高圧電流。ケーブルにかじりつき、電気を吸収する。
脚のように変化した頑丈な腹びれで海底を直立二足歩行する。
あまり泳ぎは得意ではない。
頭部の突起は常時発光し、危険を感じると電磁ビームを発射する。
また、体色を周囲に同化させることもできる。
短時間なら陸上でも活動可能。ただし二足では体重を支えきれないため、四足歩行になる。
今回の怪獣は、海底を胸びれと腹びれを使って器用に歩き回るカエルアンコウという魚がモチーフとなっていますが、初めはそんな意図はなく、カプセル怪獣ミクラスのような頭でっかちでツノの生えた怪獣を描いていました。
しかしあまりパッとせず、我が家の怪獣アドバイザーである妻(怪獣伯爵夫人)の意見を取り入れて、いろいろ修正を加えていくうちに、偶然アンコウに似た怪獣になっていったのです。
アンコウの怪獣といえば、ウルトラマン80の巨大怪魚アンゴーラスがまっ先に思い浮かびますが、あちらは申し訳ないけど怪獣というよりただの巨大なアンコウ。
対してこちらはもともと別の怪獣のつもりで描いていたので、その名残であるツノや牙が、ちょうどよいアクセントになっているかと思います。
今回はデザイン、色づかい、ネーミング、すべてにおいて妻の感性を頼りに仕上げたようなもの。
ありがとう、妻!!
(公開日:2017/03/29)
お久しぶりです。私の好きな海洋生物?ですね。
ヒレが進化して足になる発想は面白いですね。
色合いは毒々しいし顔付きもグロテスクなのに,何故か愛らしく
感じてしまうのは,お二人の怪獣愛の所為でしょうか?(笑)。
私もリハビリを兼ねて久しぶりの怪獣を制作しています。
今回はブログで制作進行をお伝えして行こうと思ってます。
季節の変わり目ですから,体調などに十分お気をつけ下さい。
こんにちは。
いつも暖かいコメントをいただきありがとうございます。
おっしゃるとおり、愛らしさはいつも意識して描いています。
私は怪獣と仲よくなって怪獣に乗せてもらうことを夢見ているので、親近感や愛嬌はとても大事だと思っています。
「盛綱様の造形戯言(改)」拝見しました。椎間板ヘルニアの一歩手前とのこと。無理をなさらずお体お大事に。
次の怪獣も楽しみにしています。