自由自在に気象を操り、地上に雨を降らせる怪獣。
普段はこうもり傘のような頭部の飛膜で上昇気流をとらえ、巨大な積乱雲の中に潜んでいる。

上空のきれいな空気を好むため、大気中に花粉や粉塵などの微粒子(エアロゾル)がたまってくると、これを流し去るために、ときおり豪雨を降らせるのだ。
しかも近年は東アジア諸国の工業活動によって大気中の硫黄酸化物が増加したため、豪雨は危険な酸性雨となって土壌や湖沼を酸性化し、生態系に深刻な影響を与える。

こうもり傘のような頭部の角がすべて光る時、1時間に1000ミリの雨を降らせることができる(註1)。
また、大粒の雹(ひょう)を降らせ、家屋や車を破壊する。
鼻先の角からは稲妻を発射する。

自然のエネルギーを操る最強クラスの怪獣だ。
ただし日本では厄介な怪獣だが、エチオピアなど干ばつに苦しむ国々においては、雨をもたらす恵みの神ともなる。

怪獣デザイン

参考記事

(註1)日本の過去最高は1時間に153ミリ(気象庁 | 歴代全国ランキングより)。

(公開日:2016/06/01)