古代貝獣エスカゴン
オーストラリアのエディアカラ生物群の化石の中から甦った古代怪獣(貝獣)。
水陸両生で、外敵の攻撃を受けると口からテトラミンという毒(ものが二重に見えたり、平衡感覚に異常を起こす)を吐きかける。巻貝に似ているが巻貝とは別種の生物で、殻は巻いておらず、先端は尻尾のように自由に動く。
「貝獣」といえばゴーガが非常に有名です。私もゴーガは大好きな怪獣ですが、ゴーガは「貝殻とナメクジから発想したもの」(朝日ソノラマ/成田亨画集より)なので、エスカゴンは「貝殻を被った両生類」というイメージでデザインしました。ネーミングは「エスカルゴ」から。大きな手を上げたポーズを見た妻からは「カルタ取り怪獣だ」と言われました(笑)。
眼の色と貝殻内面から縁にかけての色は、我が家の怪獣アドバイザーである妻のアイデアにより、真珠貝をイメージしたプリズム色にしました。長らくネタ帳にしまっていた怪獣でしたが、妻に「可愛くていい怪獣だから絶対描いた方がいい」と言われ、この世に誕生した怪獣です。エスカゴンに生命を与えてくれた妻に感謝しています。
(公開日:2008/11/18)