猛禽怪獣キングエイビス

アンデス山中に生息する猛禽類の怪獣。
古来、アンデスの民族から神と崇められてきた。

巨大な翼で上昇気流をとらえ、ほとんど羽ばたくことなく亜音速で空を飛ぶ。

一番の特徴は、翼の両端に位置するオレンジ色に輝く巨大な両眼だ。

両眼から1万度のプラズマジェットビームを発し、鋼鉄でさえもバターのように一瞬で切断する。
ただし鳥の怪獣であるため、眼窩の中に強膜輪(きょうまくりん)という円状の薄い骨があり、眼球はほとんど動かすことができない。
そのため両眼から発するジェットビームを一点に収束するには、翼を動かして照準を合わせる必要があるのだ。

また、翼を広げれば両眼の間隔は50メートルにも達するため、暗闇では非常に巨大な生物であると錯覚され、威嚇効果を生む。

鋭い鉤爪も強力な武器だ。
1万トンの握力で、あらゆるものを引き裂き握りつぶす。

キングエイビスに狙われたらどんな凶暴な怪獣でも逃れることはできないのだ!

怪獣デザイン

今回の怪獣は、当・怪獣デザイン館の伝説怪獣ジャリラー水生怪獣タガメーダと同様に、今から45年前、私が小2の時に考えた怪獣です。「帰ってきたウルトラマン」と同じ時代に生まれた怪獣なのです。

発想の元になっているものは、実は鳥ではなくトンボとモンシロチョウ。
トンボの翅には縁紋(えんもん)と呼ばれる黒い点が、モンシロチョウの翅にも黒い斑点があります。
少年時代、私はこれがトンボやチョウの第2の目ではないかと思っていました。
そこで、ワシやタカなど猛禽類の翼にも目をつけてみたらこんな怪獣ができあがったのです。

デザイン上、尻尾はない方が見栄えがいいと思ったので、尻尾は省きました。
ジュラ紀の翼竜にも、尻尾の非常に短いプテロダクティルスというものがいるので、尻尾はなくてもきっと飛べるに違いありません。

ネーミングはラテン語で鳥を意味する「avis」より。

(公開日:2016/10/05)

    猛禽怪獣キングエイビス” に対して2件のコメントがあります。

    1. 盛綱 より:

      PCトラブルで暫く御無沙汰にしてました(汗)。
      今回のデザインも大胆で良いですね~!シンプルな感じも好感が持てます。
      仰る通り,目を模した擬似的な模様を施した生物って居ますね。
      自然界のこう言った模様や擬態を見ると,何だか感動してしまいます。

      さて私は現在怪獣は小休止しておりまして,新しいサイトを開設しました。
      伯爵&伯爵夫人様にも気に入ってもらえそうな予感がしてます(笑)
      良ければまた遊びに来て下さい。

      1. 怪獣伯爵 より:

        盛綱様。コメントを頂きありがとうございます!

        少年時代に考えた怪獣を新たに描きおこす場合、当時の子供らしい発想をそのまま生かすか、大人になった現在の視点から変更を加えるか、とても悩むところです。
        今回の怪獣も、翼を「羽毛」にするか、ペギラのような「フリッパー」にするか、大変悩みました。
        少年時代のアイディアはもちろん羽毛でしたが、羽毛にすると表現するのが大変ですし(着ぐるみでもCGでも費用がかかることでしょう)、怪獣っぽさがなくなってしまうのでは…とも思いましたが、少年時代の素直な感性を信じて、このような羽毛に包まれた怪獣に仕上げました。
        結果、細部まで手の込んだ気迫のある怪獣ができあがったように思います。

        盛綱様の新サイト「盛綱版海洋生物図鑑」拝見しました。

        魂のこもったリアルな造形と、生物としての機能美あふれるデザインにただただ脱帽です!
        私は、上下2段に分かれたユニークな脚を持つ「白骨深海エビ」にとても惹かれました。
        場所によって、あるいは歩行する時と攻撃する時などで脚を使い分けるのでしょうか? 想像力をかき立てる素晴らしいアイディアですね!
        他にも気に入った作品がたくさんありますので、続きは「盛綱版海洋生物図鑑」の方で書き込ませて頂きます。
        怪獣伯爵夫人も盛綱様の造形物を見て「上手だね!」と言っていました。

        これからもお互い日本の怪獣を盛り上げていきましょう!

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