巨脳星人ブレリアン
地球から遠く離れたある星で、昆虫に似た生物から進化した高度なエイリアン種族。
非常に発達した大脳皮質が体外に露出しているのが特徴だ(大脳皮質は硬質な薄膜で守られている)。
肉食で、利用可能な食物を探すために地球にやって来たのだ。
長い口吻の先から強力な消化液を分泌し、触れるだけで肉をどろどろに溶かす。
溶けた肉を舐めるように吸収する。
両手の2本の指の間より鋭い針(注射針)を出し、人間に突き刺しナノボットを注入する。
ナノボットは脳に作用しその人間を星人の奴隷と化す。
頭頂部の突起は呼吸器官であり、また共鳴させることで仲間とコミュニケーションをとりあう。
モチーフは「ハエ」。
とはいえ細菌を媒介する不潔な害虫のままでは誕生する怪獣が可哀想だと思い、複眼を大脳皮質に変え、頭がチューリップのように開き、そこから雄しべや雌しべのように目などが飛び出ている花のイメージを加え、愛されるよう仕上げました。
ハエが病原菌を媒介するかのごとく、ナノボットを人間に注射しその人間を操るのです。
ネーミングはそのものずばり英語で脳を意味する「ブレイン(brain)」と異星人を意味する「エイリアン(alien)」より。
(公開日:2019/05/04)
まずインパクトのある巨大な脳に目がいき、
じっくり見るうちにハエが隠れていることに気づく様にデザインされていて、
その秀逸さに驚きました!— バーニングウシヤンマ@低浮上 (@USYNM_front) 2019年5月5日
ありがとうございます!
そう言っていただけると一生懸命に描いた甲斐があります。
怪獣さんも喜んでいると思います😄— 怪獣伯爵&夫人 (@hakushaku_ke) 2019年5月6日
なんだか、5~60年代のハリウッド製SF映画に出てきそうな宇宙人ですね。
でも、「怖い」というよりは「ユーモラス」な感じがします。
当然ながら「宇宙水爆戦」のメタルナミュータントや、エド・カーティアの描く宇宙人というのは常に意識していますし目指すところでもあります。これからも日本製の宇宙人や外国製の宇宙人のよいところを取り入れながら、自分なりの宇宙人を創造していきたいと思います。