幼童怪獣ラプーラ

異次元に隠れ、日本中の幼い子供たちから生気を吸い取って生きてきた怪獣。
年齢は数百歳だが、吸い取った生気のおかげで頭でっかちの子供のような外見を保っている。
戦後の二度にわたるベビーブームを利用しておおいに生気を蓄えてきたが、少子化によってそれが困難になったため人間の世界を偵察しに来たのだ。

いつまでも子供のままでいることを望んでいる。
この怪獣の世界にも、大人になると縄張りを得るための厳しい戦いが待っているからだ。

探究心が旺盛で柔軟性に富み非常に頭がよい。
人間の世界を攻撃するつもりは毛頭なく、ただ大勢の子供たちから少しずつ生気を分けてもらえばいいと思っている。
ただし敵対する者は、生気をすべて吸い取って一瞬で死に至らしめることもできる。
動きがすばしこく、危険を察知するとあっという間に異次元へ飛び去ってしまう。

怪獣デザイン

今回の怪獣は、鳥のような嘴と蝶ちょのような翼を持っていますが、特定のモチーフはありません。
現存する生物に頼らずゼロからイメージを膨らませて描きました。
これからは、特定のモチーフは持たないけれども実際に存在しそうな生物感にあふれた怪獣をもっと生み出していきたいと思っています(例えばウルトラセブンのガンダーのようなやつとか)。

ネーミングは英語で猛禽類を意味する「ラプター(raptor)」とラテン語で純粋を意味する「プーラ(pura)」より。
猛禽類のような俊敏さと子供のような純粋さをあわせもった怪獣です。

(公開日:2019/03/06)

幼童怪獣ラプーラ” に対して1件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    この怪獣世界では、一件最大のヘタレだが、実はある意味最強だというのが面白いと思います。

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