古代聖獣ヘブライオン

イスラエルの古代遺跡から発掘されたソロモンの指輪に封印されていた古代怪獣。
ソロモン王の財宝を守っていた怪獣で、全身が黄金でできている。

黄金の光に包まれ太陽のように輝きながら飛行する。
最大の武器は突き出た両眼から放つ破壊光線。
また額から放つ黄金光線はあらゆるものを黄金に変える。
ソロモン王の財宝を狙う盗賊を逆に財宝の一部と化してしまうのだ。
普段は指輪に潜んでいるが、指輪の持ち主の命令で姿を現しどんなことにも従う。
もしも悪しき心を持った者の手に指輪が渡れば恐ろしい悪魔と化すのだ。
召喚するときや命令を下すときは、
「クム・ヘブライオン(立ち上がれ、ヘブライオン)」
「チョイ・ヘブライオン(進め、ヘブライオン)」
などすべてヘブライ語を使わなければならない。

生まれ故郷はおおいぬ座のシリウス。
太古に地球を訪れたエイリアン種族がソロモン王に授けた怪獣だ。
本来は善の心をもった怪獣で、指輪を破壊してしまえば怪獣は封印から解放され宇宙へと帰ってゆく。

怪獣デザイン

今回はイスラエルの国旗にも描かれている「ダビデの星」がモチーフの怪獣です(下図)。
六芒星の形をした「ダビデの星」の紋様は、戦時中ナチス・ドイツがユダヤ人を識別するための標識としてユダヤ人に身につけさせたことから、ユダヤ人差別を想起させるとしてタブー視する向きもあるようですが、もちろんそのような意図はまったくないことは言うまでもありません(註1)。

怪獣デザイン

ネーミングはイスラエル出身の怪獣ということでそれっぽい名前にしようと考えたのですが、既にそのような名前はマグマ大使のアロンに始まって、カナン星人、ソロモン星人、ノア、バラバ、ユザレ(ナザレから?)、イズマエルにガルベロス、新世紀エヴァンゲリオンの使徒すべてと枚挙にいとまがなく、どんな名前を考えても既に使用されてしまっているので、今回の怪獣はストレートに「ヘブライ」+「ライオン(のように威厳がある)」でヘブライオンにしました。

参考記事

(註1)六芒星を描いたwebマンガ非公開に…表現の「自主規制」どこまで?

(公開日:2020/05/27)

古代聖獣ヘブライオン” に対して2件のコメントがあります。

  1. ジョニー より:

    かのソロモン王所縁の怪獣とは、なんだかロマンを感じてしまいます。
    僕も以前、『アレキサンダー大王が飼い慣らし、ペットにしていた』という設定の『伝説怪獣ヒューペルオー』というのを考案したのですが・・・まだまだ怪獣伯爵さんには敵いそうにありません。
    次にどんな怪獣が描かれるか、楽しみにしております!

    1. 怪獣伯爵 より:

      こんにちは。
      『伝説怪獣ヒューペルオー』とは一体 どんな怪獣なのでしょう?
      ジョニーさんもTwitterか何かで怪獣を公開してみてはいかがでしょうか?

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